デジタルサイネージとは、電子看板、テレビ看板のように訳されることがあります。今まで看板と言えば板状のものに直接マーカーや塗料で描いて掲出するか、あるいは紙に印刷して貼り付けるといったやり方で行われていましたが、その代わりにディスプレイを用い、コンテンツはアプリケーションを用いて電子的データとして作成し、表示させるというのがデジタルサイネージになります。実は、今ではこのようなデジタルサイネージはもう相当に一般的になってきていて、ごく普通の人であっても普段からいくつも目にしているに違いありません。いや全くそんな経験はないという人がいれば、山奥の一軒家で生活しているのでもない限り、既にあまりに身近にあり過ぎて記憶に残るほどでもなくなってしまっているということでしょう。
例えば鉄道のターミナル駅に行ったり、ちょっとした規模の商業施設やショッピングセンターに行ったりすれば、まず必ずと言ってよいほどに存在しています。ある程度の規模の病院とか役所でも同じです。もっと小規模な施設であっても、小型のものであれば存在していることのほうが多いくらいかもしれません。昔ながらの看板かと思っていたら、そこにはディスプレイが置かれていてデジタルコンテンツが映し出されているというのは、最近では珍しくも何でもなくなってきています。
なお、似たようなものであっても、単に電飾が光っているというのはデジタルサイネージには該当しません。