デジタルサイネージについてご紹介
2021年8月12日

デジタルサイネージの最新技術

空港や都市中心部、駅、病院、デパート、映画館、美術館などあらゆる場所に設置できる新しい広告媒体、デジタルサイネージは、年々市場規模を拡大しながら技術的発展を遂げています。登場初期の頃はディスプレイと制御部、ストレージに通信回路で構成された機器として登場し、設置場所とそこを往来する視聴者にターゲットを絞った映像や画像を表示するのが一般的でした。しかし近年はさらにそこにセンサーが搭載されてインタラクティブ性が加味され、新しくおもしろい広告媒体としてメディアなどに取り上げられることも多くなりました。デジタルサイネージに搭載されるセンサーには往来する人の顔、年齢、性別などを認識するものが登場し、その人に合わせた広告映像を表示したり、目の前の消費者に合わせて商品ラインナップを切り替えたりするなど双方向性を備えるようになってきています。

またセンサーと同様、ディスプレイも進化してきており、バックライトを使用しない有機発光素子を使用した透明パネルや、従来の液晶ディスプレイを進化させた透明アクリル型のディスプレイなどが登場し、よりSF的な世界が見られるのではないかと期待されている他、将来的には映画で見られるような立体映像型のディスプレイも登場するだろうと予測されています。さらに大規模災害などの緊急時に有効的とされているのが電子ペーパー型のディスプレイで、省エネルギーで長時間、画像を表示できる電子ペーパーはその特徴が災害時に役立つのではと注目されています。デジタルサイネージの技術をざっと紹介してきましたが、今後はスマホなどの情報端末との連携も模索されており、さらなる発展が期待されます。

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