デジタルサイネージはリアルタイムにコンテンツを更新できるのも魅力の一つです。リアリタイム更新を実現するのに利用されているのがクラウドです。デジタルサイネージのクラウド利用はクラウドが注目される前から行われており、これまで数々の事例が搭乗しています。デジタルサイネージのクラウド対応でもっとも多いのが店舗側でのコンテンツ更新機能と、コンテンツ自体のリアルタイム更新機能です。
店舗側での更新機能についてはクラウドが利用されていない時には専用のソフトウエアで直接デバイスで書き換える事例が多かったのですが、クラウドを利用することでインターネット上の専用ウェブページから簡単に更新することが可能になっています。特に静止画をベースにしたデジタルサイネージの場合はこの方式を選ぶ方が多いようです。また、利用料金についてもデジタルサイネージのハードウエア代も含まれている場合も多く好評です。コンテンツの書き換えについては専用のソフトウエアと技術が必要でしたが、クラウドでの設定はマウス操作だけで済む場合もあるほど簡略化されています。
しかも、複数のサイネージを利用する場合にはそれぞれい書き換える必要もなく、コンテンツが同じならコピーするだけでそのまま作業が終了します。更新データは無線LANや携帯電話回線を利用して送信され更新されます。コンテンツは設定にクラウド側で用意されており、天気や株価など定例で使えるデータも多数用意されています。