駅を行くと鮮やかで様々な広告が目にとまります。設置されているのは支柱や壁、あるいはエキナカの店舗前に立てかけたメニュー表示など、まさに多彩の一言です。これらはデジタルサイネージと呼ばれる新しい形の広告媒体に取って代わられつつあります。以前ではポスターを設置することが主でしたが、デジタルサイネージでは液晶パネルを設置し広告を表示するので、ポスターを張り替えなくても良いというメリットがあります。
また、表示方法はまさに無限、多彩な表示情報を記録保存できるので数秒単位で表示を切り替えることも可能、駅の利用者や利用者の中でも特定の層をターゲットにした広告もできます。なにより、インパクトの強い動画広告をうてるのは広告主にとって大きなメリットです。小さなパネルを多数設置して大きなひとかたまりの広告媒体へ早変わり、迫力ある大きな動画広告を流せます。また大きな画面を分割して広告を流せば一度に複数の広告を流せます。
さらに七夕やクリスマス、三が日などイベントに応じたイルミネーションにも活用できるのです。動くポスターとも言えるデジタルサイネージの設置場所は、駅や空港の支柱や壁、ビルの壁面、デパートやスーパーなどの小売店、銀行や証券会社などの金融関係、コンシェルジュサービスの一つとしてホテルに設置したり、映画館やゲームセンターをはじめとする娯楽施設、患者向けの情報を伝えられる医療機関、美術館や博物館、小売店のメニューやサービス案内など、商業目的だけでなく利用者の利便性を高めるためにも使えるので、よりいっそうの普及が見込まれています。